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JPYCはSolanaで使える?円建てステーブルコインの対応状況とUSDCとの違い【2026年】

JPYCはSolanaで使える?円建てステーブルコインの対応状況とUSDCとの違い【2026年】
写真: Fer1997 / Public domain

結論

JPYC(ジェイピーワイシー)は、2026年時点でSolanaには対応していません。 JPYCが発行されているのはEthereum・Avalanche・Polygonの3チェーンで、Solana上で「円で使えるステーブルコイン」を探しても、現状JPYCそのものは選べません。したがって、いまSolana上で日常的に使えるステーブルコインは、実質的にCircle社が発行する米ドル建てのUSDCが中心になります。「JPYC ソラナ 使える 円 ステーブルコイン」という観点でいえば、答えは「円建ては未対応、ドル建てのUSDCが本命」です。

この記事のポイント

- JPYCは金融庁登録の資金移動業型「円建てステーブルコイン」だが、Solana非対応(対応はEthereum・Avalanche・Polygon)。

- Solanaで実際に使える主力ステーブルコインは米ドル建てのUSDC(ネイティブ発行)。

- 「円で持ちたい」ならJPYC(他チェーン)、「Solanaで使いたい」ならUSDC、という使い分けが現実解。

- 対応チェーンは今後拡大する可能性があるため、最新は必ず公式で確認する。

JPYCとは何か(円建てステーブルコインの現在地)

JPYCは、日本円と1:1で価値が連動する国産の円建てステーブルコインです。運営するJPYC株式会社は、2025年8月18日に金融庁から資金移動業者として登録され、2025年10月27日に資金移動業型のJPYC発行を開始しました。これは日本で初めての、法定通貨に連動する円建てステーブルコインの本格発行として注目されました。

裏付け資産は日本円(預貯金および国債)で保全される設計で、ユーザーは同社のプラットフォーム「JPYC EX」を通じて発行・償還(円との交換)ができます。ステーブルコイン全体の仕組みそのものは、Solana上のトークン規格であるSPLトークンと同様に、ブロックチェーン上で発行・移転される点は共通しています。

JPYCの対応チェーンにSolanaは含まれるか

ここが本題です。JPYC(資金移動業型)が発行されているチェーンは以下の通りで、Solanaは含まれていません

項目内容
通貨の連動先日本円(1 JPYC = 1円)
発行主体JPYC株式会社(金融庁登録の資金移動業者)
対応チェーンEthereum / Avalanche / Polygon
Solana対応未対応(2026年時点)
発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」

過去のプリペイド型JPYCも含め、JPYCはEVM系(Ethereum互換)チェーンを中心に展開してきました。Solanaは非EVMの独自アーキテクチャで、トークン規格も異なるため、単純な移植では対応できません。将来的に対応チェーンが拡大する可能性はありますが、2026年時点で「JPYCをSolanaで使う」ことはできないというのが正確な現状です。

重要

本記事は教育目的の解説であり、投資や特定サービスの利用を勧めるものではありません。ステーブルコインは「1円/1ドルに固定」を目指す設計ですが、発行体リスク・裏付け資産リスク・スマートコントラクトリスクがゼロではありません。対応チェーンや取扱状況は変わりやすいため、送金・購入の前に必ず[公式サイトと取引所の最新情報]を確認してください。過去の実績は将来の安全を保証しません。

では、Solanaで「使える」ステーブルコインは何か

Solanaで実際に流通し、日常的に使える主力ステーブルコインは、Circle社が発行する米ドル建てのUSDCです。USDCはEthereumだけでなくSolana上でもネイティブに発行されており、送金・DeFi・決済など幅広い場面で使われています。詳しくはSolanaでのUSDCの仕組みと使い方で解説していますが、要点は「Solana上で最も流動性が高く、扱いやすいステーブルはUSDC」ということです。

つまり整理すると次のようになります。

やりたいこと現実的な選択肢
円建てで価値を持ちたいJPYC(Ethereum / Avalanche / Polygon)
Solana上で送金・決済・DeFiに使いたいUSDC(Solanaネイティブ)
Solanaで円建てを使いたい現状は該当なし(USDCで代替 or 他チェーンでJPYC)

JPYC(円建て)とUSDC(ドル建て)の使い分け

「円で持てるJPYC」と「Solanaで使えるUSDC」は、連動する通貨も対応チェーンも異なります。用途に応じて選ぶのが合理的です。

比較項目JPYCUSDC
連動通貨日本円米ドル
主な対応チェーンEthereum / Avalanche / PolygonEthereum / Solana / Polygon など多数
Solana対応非対応ネイティブ対応
為替リスク円のまま(対円リスクなし)円換算では為替変動あり
日本での入手JPYC EX 等一部国内取引所(例:SBI VCトレードが2025年に国内取扱い開始)

ポイントは、USDCは円で見ると為替変動を受けることです。Solanaで使いたいからUSDCを選ぶ場合、ドル円レートの動きによって円換算の価値が変わる点は理解しておく必要があります。逆にJPYCは円ペッグなので対円の価格変動はありませんが、Solanaでは使えません。この「通貨の安定性」と「使いたいチェーン」のトレードオフが、円建てステーブルを探す国内ユーザーが直面する現実です。

Solana全体でどんなトークンやサービスが動いているかはSolanaエコシステム全体ガイドも参考にしてください。

よくある質問

JPYCはSolanaのウォレット(Phantomなど)で保有できますか?

いいえ。JPYCはSolana上に発行されていないため、Solana用ウォレットでは保有・受け取りができません。JPYCはEthereum・Avalanche・Polygon対応のウォレットで扱います。

Solanaで円建てのステーブルコインを使う方法はありますか?

2026年時点で、Solanaネイティブの主要な円建てステーブルコインは確立していません。Solana上ではUSDC(米ドル建て)を使い、必要に応じて円と交換する形が現実的です。

将来的にJPYCがSolanaに対応する可能性はありますか?

可能性は否定できませんが、公式に確定した予定として確認できるものは本記事執筆時点ではありません。対応チェーンは変わり得るため、最新はJPYC公式で確認してください。

USDCとJPYC、どちらを選べばよいですか?

「Solanaで使う」ならUSDC、「円のまま価値を保ちたい」ならJPYC(他チェーン)です。目的とチェーン、為替リスクの許容度で選び分けるのが基本です。

参考・出典

投資にあたっての注意

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。暗号資産は価格変動やハッキング、紛失等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任で、余裕資金の範囲で行ってください。税制・規制は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式の一次情報をご確認ください。

Sources

  1. 金融庁、JPYCを資金移動業に登録 円建てのステーブルコイン発行へ(日本経済新聞)
  2. 【国内初】日本円建ステーブルコイン発行へ-資金移動業者の登録を取得(JPYC株式会社 PR TIMES)
  3. JPYC | エンをつなげる日本円ステーブルコイン(公式)
  4. 日本では初の円建てステーブルコインが発行へ(NRI 木内登英)
  5. 米ドルステーブルコインUSDC、高速ブロックチェーンSolanaを採用(CoinPost)

FAQ

JPYCはSolanaのウォレット(Phantomなど)で保有できますか?
いいえ。JPYCはSolana上に発行されていないため、Solana用ウォレットでは保有・受け取りができません。JPYCはEthereum・Avalanche・Polygon対応のウォレットで扱います。
Solanaで円建てのステーブルコインを使う方法はありますか?
2026年時点で、Solanaネイティブの主要な円建てステーブルコインは確立していません。Solana上ではUSDC(米ドル建て)を使い、必要に応じて円と交換する形が現実的です。
将来的にJPYCがSolanaに対応する可能性はありますか?
可能性は否定できませんが、公式に確定した予定として確認できるものは執筆時点ではありません。対応チェーンは変わり得るため、最新はJPYC公式で確認してください。
USDCとJPYC、どちらを選べばよいですか?
「Solanaで使う」ならUSDC、「円のまま価値を保ちたい」ならJPYC(他チェーン)です。目的・チェーン・為替リスクの許容度で選び分けます。
新井 そら
  • ブロックチェーン・リサーチャー
  • Solanaエコシステム取材歴5年
  • 元Web系エンジニア

2021年からSolanaエコシステムを取材・分析。SPLトークン・DeFi・NFT・バリデータ運用に精通し、初心者にわかる解説を重視。

本記事は情報提供のみを目的とし、投資・金融・取引の助言ではありません。価格は参考値で古い場合があります。投資判断はご自身の責任で。